2013年12月3日火曜日

新館10周年記念献立

  新館10周年記念献立  

 松花堂弁当

天婦羅盛合せ
(海老・小茄子・ししとう・花チーズ)

刺身盛り合わせ
(まぐろ、サーモン,烏賊ソーメン)

煮物
(寿人参・海老・鶏五目信田・温野菜のひすい蒸)

フルーツ
(メロン・キウイ・オレンジ・ホイップ・ミント)

茶碗蒸し

清汁


    若き天才シェフ 奥田氏による   
季節を感じる松花堂弁当

大変好評でした。

紅葉が季節を感じます。



茶碗蒸し
寿人参でめでたく



ソフト食も丁寧に作り喜ばれました。



2013年11月14日木曜日

風邪を予防する食べ物

風邪を予防する食べ物

風邪をひきやすい人は知っておきたいのがビタミンCです。

インフルエンザやポリオウイルスの増殖を防ぐというので、抗生物質の補助薬としてC錠(アスコルビン酸)が使われることがあります。しかし、Cはあくまで予防、あるいは初期症状に使用するビタミンで、ウイルスがからだに居すわってしまってからではあまり効きめはないようです。また、風邪の予防効果を示す高いエビデンスはありません。

重要なのは、医薬の効果をすみやかにあらわせる体力をつけビタミンA B1 B2 Cミネラルを充分に摂るようにすることです。

また、ビタミンCには脳卒中や心筋梗塞といった心臓血管系疾患の発症を予防する効果や抗酸化能力があり、ビタミンCの推奨量100㎎/日は生活習慣病の一次予防にもなります。


今回はビタミンCを多く含む食品を紹介します。

イチゴ
イチゴ6~7粒(約100g)に80㎎のビタミンCが含まれています。

じゃが芋
じゃが芋にはみかんに匹敵するビタミンCが含まれています、又芋のビタミンCは加熱しても損失が少ないという特徴を持っています。


きんかんのシロップ煮

材料
きんかん  300g
砂糖    150g
水     150cc
オレンジリキュール 少々

作り方

①きんかんを水洗いします。






②へたを取り、水洗いしたきんかんにナイフの先で5mm間隔に切れ目を入れ、種を取ります。


3分ほど下茹でをする。



④水・砂糖に③のきんかんを入れ弱火で煮詰めます。







⑤仕上げにオレンジリキュールを少々加えます。





⑥熱いうちにビン等に詰めてできあがりです。




※喉が痛むときに食べると効果があります。

※マーマレードジャムのようにパンと食べても美味しいです。

※肉、魚料理の付け合せとしても使えます。

※おせち料理の一品にもなります。



2013年10月4日金曜日

認知症予防の食事

認知症の予防
「食事による予防効果」

●食事によって認知症の発生率が変わることがわかってきました。

認知症の危険因子として、「アポリポたんぱくEε4」という遺伝子が知られています。
この遺伝子を多く持つものの、ナイジェリア人は認知症の発生率は低く、同一祖先のアフリカ系アメリカ人は認知症の発症率が高いという研究報告があります。これは、運動や食事などのライフスタイルが深く関係していると考えられます。
食事などライフスタイルは自分で見直しができるため、認知症予防の面から、非常に注目されています。
認知症と栄養素の関係については、近年、世界各国で盛んに研究されています。
認知症予防のポイントは、次のようなことです。


対策①
総エネルギー量を抑え、野菜や魚を積極的にとる

      総エネルギー量を抑える
たくさん食べると、エネルギー過剰摂取になり糖尿病や肥満など、動脈硬化を促進する生活習慣病を招きます。
また過食で脳内に流れ込むエネルギー量が増えると、脳細胞の老化を促進する「活性酸素」も脳内に増えてしまいます。

「活性酸素とは」
私たちは、食べ物をエネルギーとして利用するために、呼吸によって常に酸素を取り入れています。体内に入った酸素のごく一部は「酸化させる力」が非常に強い酸素に変わります。これが「活性酸素」です。
 活性酸素は細菌やウイルスを攻撃する働きがあります。しかし一方で脳を含む全身の正常な細胞にも障害を与え、老化を促進させることがわかっています。

     腹八分目“にとどめておくようにしましょう。

      野菜を多くとる
ビタミンC (活性酸素を消去する)
小松菜、ほうれん草、ブロッコリー、ネーブルオレンジ、柿、夏みかん

ビタミンE (血管を広げで血流をよくし、コレステロールの酸化を防ぐ)
かぼちゃ、ほうれん草、アスパラガス、大豆などの緑黄食野菜や豆類、小麦胚芽

βカロテン(活性酸素をとり除いてがん細胞の発生を阻止する) 
*「抗酸化物質」
たくさんとっている人ほど認知症になりにくい
活性酸素の害を抑えて、脳の老化を防ぐ作用がある

    野菜、特に緑黄色野菜を中心に食事で1日350gを目標に食べましょう。


      魚を多くとる
肉類を過剰に摂取→ 血管に慢性的な炎症 血液が固まりやすくなって、血管が障害されやすくなる。
魚の脂に多く含まれる「EPA(エイコサペンタエン酸)・DHA(ドコサヘキサエン酸)」
        → 血管の炎症を抑え、血液を固まりにくくして、動脈硬化の進展を防ぐ働きがあります。
          「DHA」
        → 脳内に入り神経細胞の機能維持に関与します

    オランダ調査
魚あまり食べない人は認知症の発症率が3倍
心筋梗塞や脳卒中予防に魚を十分に食べることが勧められていますが、脳の健康維持にもたいへん重要なポイントになるといえます。

    肉類の過剰摂取に注意

    魚を1日に1回くらい食べたい


    野菜と魚が中心の伝統的な日本の食生活が、脳の健康維持のための基本となります。



認知症予防献立

抗酸化成分たっぷりの献立

ブロッコリーとカニの生姜ドレッシングかけ

ブロッコリーは抗酸化成分が豊富な代表野菜。

わかめにも海藻特有の抗酸化成分が含まれています。

材料/1人分
ブロッコリー 60g
わかめ    もどして25g
カニ缶    10g

a おろし生姜 小さじ 1/4
  玉ねぎ    3g
  オリーブ油 小さじ1/2  
 醤油2cc 
  酢 小さじ1
  
      1人分 30kcal 塩分。0。4g

カットわかめを湯に通して水気をとる。

ブロッコリーは食べやすく切り、茹でた後冷やします。
 
ブロッコリーは茹ですぎない
玉ねぎをみじん切りにしてaの他の材料と混ぜ合わせる。

器にブロッコリー、わかめ、カニ缶を盛り付け③をかける。



※ 市販の和風ドレッシングに、おろし生姜とねぎを加えるだけでも
おいしく出来上がります。

    ブロッコリーは茹ですぎない方が本来の味を楽しめます。

2013年9月5日木曜日

水分補給

朝夕涼しくなりましたが、まだまだ暑い日が続きます。

脱水症は室内でもおこります。

お年よりは体の中に水分を蓄える力が衰えているため、室温が適温でなかったり、水分を心配して水分量を控えると、気がつかないうちに、脱水症を起こすことがあります。
唇や舌、肌が乾燥してカサカサになっているときや、ザラザラしているときは脱水症を疑います。


1日に必要な飲料水分量は?

体重1㎏当たり30mlとして50㎏の方なら1500mlが水分補給の目安にします。


効果的に水分を取る為の工夫  

1、汁けの多い食事にする

   食事に必ず汁物や、果物をつけたり、スープでよく煮込んだものを多くしましょう。

2、水分にとろみをつける

  飲み込みが悪く、むせで水分も飲みこめない場合は、お茶やスープなどにとろみをつて飲み込みやすくします。

3、アイスクリームなど口当たりのよいものを

  マヒがあったり口が開けにくかったり、水をのみたがらないときは、アイスクリームや  ヨーグルトなら好んで食べることがあります。本人の好むものを食べてもらって,効果的に水分をとりましょう。


嚥下障害があるときは?

お茶にとろみをつけたり、ゼリー状にしてむせないようにします。


簡単にできる、牛乳(お茶)ゼリーの作り方

牛乳ゼリーの作り方(嚥下困難な方の水分補給)
(約1リットル分)

市販 ゲル化剤使用(ゼリー状)

 牛乳      1000cc

  ゲル化剤 (市販)   10g(1%)
     ※商品により異なります
    砂糖     10g

使う道具

なべ(容量2リットル程度)
攪拌用泡立て器  お玉 はかり
保存容器 5~6個

1.ゲル化剤10g スプーン等で計量する。





. 熱した牛乳1リットルを少しさまして砂糖10gゲル化剤10gを入れ

    ダマのないようによく溶かす。



3.室温程度にさましたら冷蔵庫で保存する







4.器に盛り付け、ジャム等好みの味で楽しみます。




ゼラチン使用

麦茶     900cc(煮出した麦茶)
ゼラチン   14g
湿らせる水 100cc

使う道具
なべ(容量2リットル程度)ボール(容量200cc程度)
攪拌用泡立て器 へら お玉 計量コップ はかり
保存容器 5~6個

1.    ゼラチンは14g 計量する。

2.    分量の水で乾いたところの無いように湿らしておく。

3.    熱い煮出した麦茶に湿らしたゼラチンを入れダマの無いようによく溶かす。

4.    3の溶液が少し冷めたら容器に適当に分ける。

5.    室温程度に冷したら冷蔵庫で保存する。

気を付けたいポイント
    ジュースなど好みの飲み物でも作れます。
・1日で使い切るようにする。
・小分けした分は1回で使い切るようにする。
・ゼラチンを使用しているので多少のエネルギーとたんぱく質を含んでいます。
(お茶ゼリー200cc当たり エネルギー約10kcalたんぱく質 約2.5g)

(牛乳ゼリー200cc当たり エネルギー約126kcalたんぱく質 約8.3g)

2013年8月8日木曜日

夏バテ 防止

夏バテ防止

うなぎは栄養価が高く体力の落ちる夏場には食べたい食品です。


しかし、皮は意外に固く噛む力が落ちている方には

食べにくく感じることがあります。


うなぎを簡単に柔らかく、飲み込みの悪い方にも食べやすい状態に

 調理してみます。




うなぎの蒲焼き煮とろろかけ丼

材料(1人分)

うなぎの蒲焼(市販)  50g       エネルギー 470kcal

蒲焼のたれ(市販)   小s2       タンパク質  17g

長いも         40g       塩分    2.2g

酒           小s1

出し汁         50cc

粉山椒         少々

ご飯          茶碗1杯






作り方

1 市販のうなぎの蒲焼を一口程度に切る。


2 鍋にうなぎ、たれ半分、酒、出汁を入れ5分程度煮る。




3 柔らかく煮たうなぎを、煮汁と共にご飯に盛り付ける。

  


4 とろろを掛け、残りのタレを掛けて、粉山椒をふりかける。



とても美味しいので
是非ためしてください。





うなぎにはビタミンAが多く、その他に鉄やビタミンB1 ・ ビタミンB2 ・ ビタミンEも豊富です。

ウロコのないうなぎの皮膚を守っているヌルヌルの粘質物はコンドロイチン硫酸と呼ばれるもので、これが不足すると結合組織に異常が起こり、皮膚のみずみずしさを失ったりします。

コンドロイチン硫酸は、人の体内で合成されますが老化によってその能力が低下します。


老化防止のためにも摂りたい食品です。 

2013年7月12日金曜日

5月の行事食


ぬく森の食事について

毎日元気に過ごすには食事と水分補給がとても大切です。

お年寄りが気持ちよく食べることができ、体と心に常に潤いのある毎日を過ごせるように、美味しく食事のバランスを保つことを考えて食事を提供しています。



食事の楽しみとして

毎月その季節にちなんだ行事食を行い、自然の恵みや四季の変化を楽しむように心掛けています。


5月の行事食
かつおのたたき
















献立
筍ご飯         エネルギー 561 kcal
かつおのたたき     タンパク質 36.2g
炊き合わせ       塩分     2.8g
ほうれん草のお浸し
清汁
メロン

おやつ
ちまき


かつおについて

初夏に出回る初がつおは、秋のものに比べて脂質が少なく、たんぱく質、ビタミンB群が多く、キレの良いさっぱりした味わいが特徴です。少量でも栄養価が高く食欲が低下気味のときにもおすすめです。
又、タウリン、鉄などのミネラルを多く含んでいます。


鉄分不足の方へ

かつおには他の魚に比べ約2倍の鉄分を含んでいます。
かつお1人分(80g)には1.5mgの鉄分が含まれていて、これは高齢者の1日に摂りたい鉄分量の約1/4に相当します。
貧血の方には特におすすめしたい食品です。